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今日

「生きよう」とか
「死なないで」とか
散々よびかけた手前
自分がたやすく死ぬわけにもいかなくなっていた

いのちに噛り付くように
周りのために
ひたすら耐えて
ただ一度きりの人生を手放さず
いつのまにか
ここまで来ることができた

自分のためだけなら とうの昔にさようなら


暗い冬の空 鈍い色の雲の合間から光りが射す
帰り道 バスの窓から見上げる眩しい月は満ちていく最中
 ― やっぱり十三夜月が一番すき

人のいのちに向き合っているつもりが
自分のいのちそのものへの呼びかけであったことを知る

己のまなざしが
放たれていく言葉が
自分自身をも時に救い
時に追い詰め 突き落とし

誰かに何かを放っているとき
結局のところ実際にはそれらが自分に向かってくることになっているのかもしれない

あなたという鏡にうつる私の姿
私の想い
― そのことが解るのはずっと後でも


後悔したり満足したり
生かし生かされて 人間は今日も今日を生きるのです









(2018.12.20)



























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2018.12.20 | | 未分類

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稲荷明古       inari akiko 2018

Author:稲荷明古       inari akiko 2018
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